公開日 2024年09月05日
令和6年八幡浜市議会6月定例会会議録第4号
議事日程 第4号
令和6年6月28日(金) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
同意案第1号 教育委員会委員の任命について
(討論、採決)
第3
報告第 5号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 6号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 7号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 8号 専決処分の報告について(過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について)
議案第51号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第52号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第53号 八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例及び八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第54号 令和6年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)
議案第55号 旧八幡浜北環境センター一部解体等工事請負契約の締結について
(委員長報告(質疑)、討論、採決)
第4
同意案第2号 教育委員会教育長の任命について
(提出者の説明、質疑、討論、採決)
第5
委員会提出議案第1号 八幡浜市議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定について
(提出者の説明、質疑、討論、採決)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
同意案第1号
日程第3
報告第5号~報告第8号、議案第51号~議案第55号
日程第4
同意案第2号
日程追加
緊急質問
日程第5
委員会提出議案第1号
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出席議員(16名)
1番 井 上 剛 君
2番 攝 津 眞 澄 君
3番 平 野 良 哉 君
4番 田 中 繁 則 君
5番 遠 藤 綾 君
6番 菊 池 彰 君
7番 西 山 一 規 君
8番 佐 々 木 加 代 子 君
9番 竹 内 秀 明 君
10番 平 家 恭 治 君
11番 石 崎 久 次 君
12番 樋 田 都 君
13番 新 宮 康 史 君
14番 上 田 浩 志 君
15番 宮 本 明 裕 君
16番 山 本 儀 夫 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 菊 池 司 郎 君
教育長 井 上 靖 君
代表監査委員 若 宮 髙 治 君
総務企画部長 藤 堂 耕 治 君
市民福祉部長 福 岡 勝 明 君
産業建設部長 垣 内 千代紀 君
市立病院事務局長 井 上 耕 二 君
総務課長 宇都宮 久 昭 君
税務課長 田 本 憲一郎 君
政策推進課長 松 良 喜 郎 君
財政課長 松 野 好 眞 君
社会福祉課長 二 宮 恭 子 君
子育て支援課長 河 野 光 徳 君
市民課長 倭 村 祥 孝 君
保内庁舎管理課長 二 宮 万裕美 君
生活環境課長 岡 本 正 洋 君
保健センター所長 明 礼 英 和 君
人権啓発課長 菊 池 和 幸 君
水産港湾課長 山 中 貞 則 君
建設課長 宮 下 栄 司 君
農林課長 松 本 有 加 君
商工観光課長 萩 森 久 人 君
下水道課長 菊 池 利 夫 君
水道課長 山 本 覚 君
会計管理者 河 野 久 志 君
学校教育課長 梶 本 教 仁 君
生涯学習課長補佐 阿 部 亨 君
監査事務局長 坂 井 浩 二 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 水 岡 能 成 君
事務局次長兼議事係長 窪 田 安 真 君
調査係長 黒 田 昌 利 君
書記 北 本 真紗美 君
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午前10時00分 開議
○議長(樋田 都君) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、タブレットに配付してあるとおりであります。
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○議長(樋田 都君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において1番 井上 剛議員、16番 山本儀夫議員を指名いたします。
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○議長(樋田 都君) 日程第2 同意案第1号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) これをもって討論を終結いたします。
これより同意案第1号を採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
○議長(樋田 都君) ただいまの出席議員数は15人であります。
投票用紙を配付させます。
(投票用紙配付)
○議長(樋田 都君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めます。
(投票箱点検)
○議長(樋田 都君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。本案に同意する議員は「賛成」、同意しない議員は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。
なお、重ねて申し上げます。投票中賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により不同意とみなします。
点呼を命じます。
○議会事務局次長兼議事係長(窪田安真君)
(点呼・投票)
○議長(樋田 都君) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○議長(樋田 都君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項により、立会人に11番石崎久次議員、13番新宮康史議員を指名いたします。
(開 票)
○議長(樋田 都君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 15票
これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち
賛成 13票
反対 2票
以上のとおり賛成が多数であります。よって、同意案第1号は原案のとおり同意することに決しました。
休憩いたします。
午前10時11分 休憩
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午前10時12分 再開
○議長(樋田 都君) 再開いたします。
ただいま教育委員会委員に同意されました國安健太さんから御挨拶があります。
〔國安健太君登壇〕
○國安健太君 ただいま御紹介いただきました國安でございます。
まずもって、本日は私の承認案件に対し御審議をいただきまして、誠にありがとうございました。御覧のとおり若輩者でございますので、諸先輩方のお力を借りながら、精いっぱい自らの職責を果たしてまいりたいと思っております。皆様方におかれましては、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますよう、高いところからではございますが、お願いを申し上げ、甚だ簡単ではございますが、本日のお礼の挨拶に代えさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
(拍手)
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○議長(樋田 都君) 日程第3 報告第5号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)ないし報告第8号 専決処分の報告について(過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について)、議案第51号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてないし議案第55号 旧八幡浜北環境センター一部解体等工事請負契約の締結について、以上9件を一括議題といたします。
これらの案件に関し、順次各委員長の報告を求めます。
まず、総務産業委員長、井上 剛委員長。
〔総務産業委員長 井上 剛君登壇〕
○総務産業委員長(井上 剛君) それでは、総務産業委員会の報告を申し上げます。
当委員会に付託されました議案等の審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、全て全会一致で原案のとおり可決・承認しております。
以下、審査の過程において論議されました主な事項について、その概要を申し上げます。
初めに、議案第55号 旧八幡浜北環境センター一部解体等工事請負契約の締結についてであります。
委員より、入札の参加資格の要件を県内業者とした理由は何かとただしたのに対し、理事者より、まず市の方針としては、3社以上あれば競争性が確保できると考えており、市内で3社以上あるかもしくはそれが見込める場合には、原則として市内の業者で入札したいと考えている。ただし、今回の工事は燃え殻及びばいじんを取り扱うごみ焼却施設であり、建材等にアスベストの使用が確認されていることを踏まえて、参加資格に「ダイオキシン類ばく露防止対策要綱に基づく一般廃棄物焼却施設解体工事等を施工した実績」または「アスベストを含む外壁塗膜の除去作業の実績がある者」という資格設定を設け、また専門工事業者が施工する部分が大部分を占める関係上、4,500万円以上を下請に出すためには解体工事業としての特定建設業の許可を必要とした。
現在、市が定例的に指名している市内の解体業者は4社であるが、そのうち特定建設業の許可を得ているのが3社であり、その3社のうちでダイオキシン、アスベストのいずれかの実績を公的な書類で確認ができたのは1社であった。
このような状況の中で、今回県内業者に広げる形で一般競争入札を執行した理由は2点。
1点目は、市内業者の残る2社に実績があったとしても応札されるかどうか不確定な状態にあったこと。
2点目は、今回の予定価格が約2億3,000万円で非常に高額な金額であり、最近の物価上昇などで金額的にも膨れ上がっているような状況であるため、税金を使う以上は一定の競争性の確保も考えざるを得なかったことである。
なお、2点目については、結果的に落札率が78%であり、その趣旨は生かされたと認識しているとの答弁でありました。
さらに、委員より、今後もこのような解体工事は出てくるため、市内業者にもアスベストを含む建物の解体の実績をつくっていただき、地元のほうにお金が落ちることも留意した上で入札を実施していただきたいとの要望がありました。
また、別の委員より、今回、建屋の全部を解体せずに一部を残すが、残した建屋の解体費用はどの程度を見込んでいるのか。また、残した建屋を使う見込みがないのならば一緒に解体したらいいのではないかとただしたのに対し、理事者より、令和5年度の設計書作成時の見込額において、一部解体の場合で予算額2億7,500万円を予定していたが、全部解体の場合になるとさらに1億円くらいの増額の見込みがあり、また一部解体の費用の財源には合併特例債を適用するが、今年度が合併特例債の使用できる最終年度であり、起債可能な残額がないため、財政上の問題等も考慮し、全部解体ではなく一部解体とした。また、跡地利用の予定がすぐあるわけではないが、榎峠にある旧ごみ焼却施設では地元のミカン倉庫として使用している事例もあり、残した建屋も当面の間は何かに使える可能性もあると考えているとの答弁でありました。
また、別の委員より、今回残した建屋については、仮に今後解体することとなった際は地元の業者でも工事可能かとただしたのに対し、理事者より、基本的に今回ダイオキシン類は完全に除去するため、残した建屋の解体は市内業者で工事可能と認識しているとの答弁でありました。
続きまして、報告第5号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)であります。
委員より、定額減税については、減税し切れないと見込まれる方に対して差額分の給付をすぐ振込したらいいと思うがいかがかとただしたのに対し、理事者より、定額減税補足給付金については、令和5年度の所得税による見込額と令和6年度の住民税で算定した額により、どちらか一方でも定額減税し切れないと見込まれる方に給付を行うが、その額の算定にはシステム改修が必要である。今回の補正予算にシステム改修費を計上しており、算定後、8月上旬には市から対象となる方に確認書を送付し、申請していただくことになる。早い方であれば9月上旬頃から振込を行えるように進めていきたいとの答弁でありました。
続きまして、報告第7号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)であります。
委員より、税の軽減区分が適用となった場合、対象者はどのように内容を把握するのかとただしたのに対し、理事者より、市のほうで算定し、対象者に対しては納税通知書の送付によりお知らせすることとなる。また、その際に、このような軽減措置の制度があるということも併せて周知しているとの答弁でありました。
その他の議案等につきましても種々論議された結果、原案のとおり可決・承認された次第であります。
以上、審査の概要を申し上げまして、総務産業委員会の報告を終わります。
○議長(樋田 都君) 次、民生文教委員会、佐々木加代子委員長。
〔民生文教委員長 佐々木加代子君登壇〕
○民生文教委員長(佐々木加代子君) それでは、民生文教委員会の報告を申し上げます。
当委員会に付託されました議案の審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりであり、審査案件について全会一致で原案のとおり可決した次第であります。
以下、審査の過程において論議されました項目について、その概要を申し上げます。
議案第53号 八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例及び八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、委員より、今回の改正により地域包括支援センター職員数の規定を変更するということだが、現在、第1号被保険者数と職員数に関する規定はどうなっているかとただしたのに対し、理事者より、現在の地域包括支援センター職員配置基準は第1号被保険者3,000人以上6,000人未満ごとに置くべき常勤職員の数として、保健師その他これに準ずる者1名、社会福祉士同じくこれに準ずる者1名、主任介護支援専門員その他これに準ずる者1名と規定されている。八幡浜市ではそれぞれ2名の常勤職員が必要とされており、現在は基準に従い配置できているとの答弁がありました。
さらに、委員より、地域包括支援センターの職員数は、改正後どのような変更が可能になるのかとただしたのに対し、理事者より、今後職員配置が厳しくなった場合に地域包括支援センター運営協議会が必要と認めた場合は「常勤換算方法」を採用し、例えば半日勤務の職員2人を常勤職員1人と換算することが可能となるとの答弁がありました。
続きまして、議案第52号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、理事者より、今回の改正は八幡浜市指定ごみ袋の区分を追加するもので、燃やすごみ袋に10リットル袋「特小」を追加販売することに伴うものであるとの説明があり、委員より、既に「令和6年度八幡浜市指定ごみ袋製造業務」の入札が行われているが、特小ごみ袋の製造については再入札を行うのかとただしたのに対し、理事者より、八幡浜市指定ごみ袋製造業務については年度初めに入札を行っており、今年度は特小ごみ袋の製造も含めて入札を行い、事業者が決定している。昨年の市議会一般質問における特小ごみ袋追加の要望を受け、令和6年度当初予算に計上済みであるとの答弁がありました。
また、別の委員より、事業系ごみの分別・処理に関連して、事業者からごみの分別・処理の厳格化により負担が非常に増えているとの声が聞かれる。事業者の負担を軽減するような柔軟な対応はできないかとただしたのに対し、理事者より、事業系ごみは事業者が責任を持って処理しなければならないと国の法律で定められている。事業系ごみのうち産業廃棄物に該当するものは八幡浜市環境センターでは処理することができない。事業者には、専門の収集運搬業者や処理場と契約し、適正に処理していただく必要がある。ただし、事業系ごみの中でも、瓶、缶、ペットボトル、プラスチック、乾電池、発泡スチロールなどは洗浄・分別を行い、再資源化できる状態にして出していただければ、事業系一般廃棄物として八幡浜市環境センターでも受入れが可能である。事業者が大変な苦労をされていると聞いているが、市が作成した「事業系ごみ分別・処理ガイドブック」などを御確認いただき適正な処理をお願いしたいとの答弁がありました。
また、別の委員より、産業廃棄物の処理について基本的なことが事業者へ浸透していないと感じる。事業系ごみ分別・処理の厳格化は費用や手間がかかることだが、環境センターの現場も含めて適正に対応、周知する必要があるのではないかとただしたのに対し、理事者より、八幡浜市環境センターでは産業廃棄物を受け入れないことを厳格化していることと、事業系ごみの分別・処理について、事業者に分かりやすく周知するよう努めていくとの答弁がありました。
また、別の委員より、ごみの減量に関して、八幡浜市指定ごみ袋には一袋当たりの処理費用が記載されているが、この認知度は非常に低く、実際のごみ処理にかかる費用に対する意識が薄い。そこで、一日当たり、一か月当たり、ごみ処理にどのくらいの費用がかかるのか、「ごみ分別強化月間」の周知と併せて広報し、ごみの減量意識を高められるよう市民への周知・啓発を行ってほしいとの要望がありました。
種々論議された結果、原案のとおり可決された次第であります。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。
○議長(樋田 都君) 次、予算委員会、平野良哉委員長。
〔予算委員長 平野良哉君登壇〕
○予算委員長 (平野良哉君) それでは、予算委員会の報告を申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、補正予算案1件についてであります。これらの案件の審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、全会一致で原案のとおり可決した次第であります。
以下、審査の過程において論議されました主な項目について、その概要を申し上げます。
初めに、議案第54号 令和6年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)。歳出、2款総務費、1項総務管理費、12目企画費のうち「八幡浜市地域公共交通計画事業(おでかけアドバイザー養成プロジェクト)」について、理事者より、市では、令和4年度に策定した八幡浜市地域公共交通計画に基づいて、分かりやすい乗り場の整備やバス停の統一といった改善を進めているが、そもそも市民の中には、どのような交通手段があるのか、どう乗るのかが分からない方が多いのが現状である。そこで、行政とともに長期的に利用促進に取り組んでいただける地域の担い手となる「おでかけアドバイザー」を育成することで利用促進企画の市全域への波及と持続的な展開を目指したい。具体的には、おでかけアドバイザーとして協力していただく方を、市民、事業者、行政、交通会議委員などから募り、公共交通を利用する方の居住地や目的といった個人の実情に応じたアドバイスのほか、公共交通による外出機会の創出を図りたいと考えているとの説明があり、委員より、何のためにこれをやろうとしているのかとただしたのに対し、理事者より、長年マイカーで過ごしてきた高齢者が、免許返納後、公共交通を使わずに外出頻度が落ちてくると健康リスクが高まる傾向にある。そこで、元気なうちから公共交通を賢く利用する状態に変えていくモビリティ・マネジメントを推進するために、おでかけアドバイザーの支援を受けながら公共交通の利用促進に努めていきたいとの答弁がありました。
また、別の理事者より、高齢者の外出機会を創出することは、イコール高齢者の生きがい支援にもつながっている。今後の公共交通を考えたときに、行政だけの取組では限界があり、交通事業者はもちろん、利用者、さらに地域を巻き込んでいかなければならないと考えている。そのためにはどうしても地域の担い手が必要である。今後、人口減少、少子高齢化により公共交通を取り巻く環境はさらに厳しくなっていくことが予想されているが、そのような中においても、行政に頼らず自分たちの地域の公共交通を担っていくことができるリーダーを養成していくことがこのプロジェクトの究極の目的と考えているとの答弁がありました。
続きまして、歳出、7款商工費、1項商工費、3目観光費のうち「八幡浜の良さを伝える旅行商品の造成・販売・宣伝活動事業」について、理事者より、関西方面から八幡浜にお越しいただくツアーを実施するものであり、関西圏の旅行会社に旅行商品の造成・販売をしていただき、将来の観光普及・観光客誘致を図る取組であるとの説明があり、委員より、旅行商品の旅行日程は決まっているのかとただしたのに対し、理事者より、例年、秋から冬の温州ミカンの時期にかけて実施しているが、今年度については、温州ミカン以外の晩かん類も非常に種類がたくさんあり、人気もあるということで、晩かん類が注目される年明けも加えてみようと考えているとの答弁がありました。
また、別の委員より、八幡浜市ふるさと観光公社では「ふるさと南予感動体験」を提供しているが、お土産などを買う、宿泊するだけではなく、体験もできるような旅行商品の提供をこの旅行でできないのかとただしたのに対し、理事者より、地方の体験というのは都会の方にとっては非常にインパクトのあるものと感じており、今後の課題であると認識している。現在、旅行会社の商品として市内のミカン山、酒蔵などを案内し、新しい発見・気づきを旅行コースに盛り込んでいるが、そういった旅行商品の提供にふるさと観光公社も関わっていけるようになればと考えているとの答弁がありました。
続きまして、歳出、10款教育費、3項小学校費、2目小学校教育振興費、「学校防災教育実践モデル地域研究事業」について、理事者より、事業の目的は4つあり「南海トラフ地震を想定した災害において、児童が正しく理解し、学校、家庭、地域の防災活動において迅速・的確に安全を確保するなど、命を守るための主体的な行動を身につけること」「災害時において児童・生徒の命を守るため、教職員の資質を高めること」「防災教育の取組を推進するため中核となる教員を位置づけ、学校と地域との連携及び災害に対する専門家などからの指導・助言により、学校防災・地域防災の実践的な知識を習得すること」「この事業で得た知見を拠点校以外の学校に普及させること」との説明があり、委員より、この事業の評価・検証はどういう形で行うのかとただしたのに対し、理事者より、定量的にはなかなかはかりづらい事業であるが、12月末にこの事業が終わるというところで報告書を作成するなど成果の取りまとめを行う。今回は、松蔭小学校が拠点校、白浜小・愛宕中・八代中を協力校として位置づけており、この研究事業での知見をもって、自主防災会等と連携して避難訓練を繰り返すことで検証を行っていきたいとの答弁でありました。
さらに、委員より、有事の際に、この事業のおかげで一人も犠牲者を出さなかったと結びつくような評価が得られるように取り組んでいただきたいとの要望もありました。
続きまして、歳出、10款教育費、5項社会教育費、4目公民館費、「松蔭地区公民館建設事業」について、委員より、約2,500万円の建設工事監理業務委託料を支払うに当たり、工事期間において資格を持つ方が常駐されるのかとただしたのに対し、理事者より、常駐するかどうかは現段階で回答することはできないが、監理業務については全てのものを適正に行われているかどうかを見極める必要があるため、こちらのほうに常駐されるものと思われるとの答弁がありました。
さらに、委員より、監理業務委託をする事業者に対し、建設工事に不備があれば、それを建設業者に適切に指導し、松蔭地区公民館を利用される皆様の安心・安全を担保するよう徹底していただきたいとの要望に対し、理事者より、工事監理の部分について、書面上だけの監理ということはあってはならないことであるため、入札の際に適正な監理業務について周知したいとの答弁でありました。
また、別の委員より、松蔭地区公民館建設は、新築によりエレベーターが設置されるが、ほかの公民館も構造上の問題があるかもしれないが、今後の高齢化を見据えてエレベーターの設置を検討していただきたいとの要請に対し、理事者より、市内の高齢化は顕著になってきている。エレベーターが設置できる・できないという点を含め、またそれに代わる代替案が何かあるということであれば、確認した上での判断になるが、検討材料の一つとしたいとの答弁でありました。
さらに、別の委員より、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル化により75%以上の一次エネルギー消費量削減が可能とあるが、どの程度の年間電力使用量、使用金額が予想されるのかとただしたのに対し、理事者から、新しくなる建物の金額的なもの、全体的に必要な電力がどの程度使われるかという見込みが今のところまだ完全には分かっていない。参考としているのは現状の松蔭地区公民館の金額ではあるが、新しい建物になって使用金額などが増えた場合でもネット・ゼロ・エネルギー・ビル化の75%削減目標というものがあり、年間に使用される光熱費は現状とあまり変わらないものであると捉えている。シミュレーションにより改めて確認し、提示できるようにしたいとの答弁でありました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして予算委員会の報告を終わります。
○議長(樋田 都君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑に入ります。
まず、総務産業委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 次、民生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 次、予算委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 以上で委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
なお、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより適宜分割して採決を行います。
念のために申し上げます。
各委員会の審査の結果は、配付しております委員会審査報告書のとおりであります。
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○議長(樋田 都君) まず、報告第5号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は承認であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、報告第5号は原案のとおり承認されました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 次、報告第6号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は承認であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、報告第6号は原案のとおり承認されました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 次、報告第7号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は承認であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、報告第7号は原案のとおり承認されました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 次、報告第8号 専決処分の報告について(過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は承認であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、報告第8号は原案のとおり承認されました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 次、議案第51号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立多数であります。よって、議案第51号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 次、議案第52号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第52号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 次、議案第53号 八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例及び八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 次、議案第54号 令和6年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。
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○議長(樋田 都君) 次、議案第55号 旧八幡浜北環境センター一部解体等工事請負契約の締結についてを採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第55号は原案のとおり可決されました。
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○議長(樋田 都君) 日程第4 同意案第2号 教育委員会教育長の任命についてを議題といたします。
井上 靖教育長の退席を求めます。
〔教育長 井上 靖君退席〕
○議長(樋田 都君) 提出者の説明を求めます。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 追加議案書の1ページをお願いします。
同意案第2号 教育委員会教育長の任命につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
教育長の任期が令和6年6月28日で満了となりますが、八幡浜市布喜川甲422番地9、井上 靖氏、昭和30年1月5日生まれ、満69歳を引き続き教育長として任命したく、議会の同意を求めるものでございます。
同氏は、昭和52年3月、立命館大学を卒業後、同年4月、温泉郡中島町立睦月中学校勤務を皮切りに県内の中学校で教鞭を執られ、西宇和郡三崎町立二名津中学校校長、八幡浜市教育委員会学校教育課教育指導主幹、八幡浜市立愛宕中学校校長、八代中学校校長等を歴任され、平成27年3月に退職されました。
その後、平成27年6月から現在に至るまで3期9年間、教育長として、教育ICT環境の実現や学校施設の耐震改修、空調設備設置など時代の変化に対応した教育環境の改善と小・中学校の学力向上に取り組まれたほか、平成29年3月の双岩中学校と八代中学校の学校統合、青石中学校と保内中学校の学校統合及び令和3年3月の真穴中学校と八代中学校の学校統合、そして令和6年3月に統合合意書が調印された愛宕中学校、松柏中学校、八代中学校の学校統合に関する地域の合意形成に尽力し、子供たちにとってよりよい教育環境の実現に寄与されました。
また、平成29年度えひめ国体・えひめ大会の本市開催競技の成功、八幡浜市民文化活動センターや川之石地区交流拠点施設みなせの整備に尽力されたほか、市民ミュージカルに率先して出演し幅広い世代間の交流促進と市民の文化芸術に対する意識高揚、郷土愛の醸成に大きく貢献されました。
以上、申し上げましたとおり、井上 靖氏は長年の教育行政現場で培った知識・経験に優れ、人望も厚く非常に誠実です。さらに、3校の大規模統合によって令和7年4月に新たな船出を迎える八幡浜中学校において、子供たちが統合に戸惑うことなく安心して学び、成長できる教育環境を整備するという重責を担えるのは同氏以外にはないと考え、引き続き教育長として任命したく御提案申し上げるものであります。
御同意賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。
○議長(樋田 都君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております同意案第2号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 御異議なしと認めます。よって、同意案第2号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) これをもって討論を終結いたします。
これより同意案第2号を採決いたします。
本件は原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。
起立多数であります。よって、同意案第2号は原案のとおり同意することに決しました。
休憩いたします。
午前10時54分 休憩
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午前10時55分 再開
○議長(樋田 都君) 再開いたします。
ただいま教育委員会教育長に同意されました井上 靖教育長から挨拶があります。
教育長。
〔教育長 井上 靖君登壇〕
○教育長(井上 靖君) ただいまは教育長選任案件に御同意をいただきまして、誠にありがとうございました。
これまで3期9年、何とか務めることができましたのも、議員の皆様の御指導、お力添え、また、児童・生徒、保護者、教職員、地域の皆様の御理解、御協力のたまものと深く感謝を申し上げます。
力のない者が長く務めることは賢明でないと承知しておりますが、去る3月29日、3中学校の統合合意書が結ばれたところであり、令和7年4月に新生「八幡浜中学校」が気持ちよく開校できるよう責任を持って関わっていきたいと思います。また、それに併せて、長年続いてきました中学校区単位のブロック体制の見直し、令和7年4月より、できる部活動から実施する中学校部活動の土日の地域展開、地域連携についても準備を進めてまいります。
国の教育振興基本計画に「ウエルビーイング」というキーワードが登場しています。心身の健康、幸福を意味しますが、その理念を大切にしながら八幡浜の子供たちの実態、八幡浜のよさ、強みを生かして諸課題に向き合っていきたいと思いますので、議員の皆様におかれましては、引き続き御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
(拍手)
(「動議」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 賛成の方おられますか。
何の。理由を述べてください。
(「教育長に対する所感を……」「賛成がないやん。賛成がないんやけん動議が通らない」「議事進行、議事進行」「教育長に対する質問をしたいという思いで動議を出した」と呼ぶ者あり)
分かりました。今の山本議員の動議ですけれども、賛成者おられますか。
(「賛成」「賛成」「はい、ありがとうございます。あえて……」と呼ぶ者あり)
それでは、ただいま山本議員から発言のあった動議は、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
○山本儀夫君 あえて、教育長新4期目ということで、過去初めての期に入るのかなと。新たなる出発をという所感と所見を今お聞きをいたしました。今回、4期目に当たって、新しく新中学校統合の中で八幡浜市が2校になるということでありますけれども、過去を振り返って、あなたとのお付き合いも半世紀にわたるかなと私自身は個人的に思っております。御席に座られて、ここ9年間の八幡浜市の教育行政において、これから先の教育行政をどう導いていくのか。国は、子供は国家の宝であるということがございます。あなたとのお付き合いの中で私自身も沸々とよみがえってくることも幾多あります。今後、少ない子供たちをこれからどう導いていこうとされるおつもりかということを、あえて一点感想をお聞きして私の動議といたします。
(「議長、動議は議案に上げるものです」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) そのとおりです。
(「今のは緊急質問じゃろ」「そうです」「緊急質問と動議を一緒にしちゃいけんじゃない」と呼ぶ者あり)
それでは、前後するんですけれども、ただいまの山本議員からの発言があった動議は日程に追加するということに対して異議ありませんか。
(「異議あり」「それは議案じゃないじゃない。今後のなんかっていうことじゃないでしょう。だったら、やられるんだったら、今日が最終日なんだから、緊急質問として議長の許可を得たいということが本来の筋じゃない。ちゃんと議会ルールを分かってやってよ。だから、もう一回やられたいんだったら先ほどの動議は緊急質問だったらいいわけやから」と呼ぶ者あり)
緊急質問。
それでは、山本儀夫議員。
○山本儀夫君 議長、緊急質問の許可を願います。
○議長(樋田 都君) 山本議員どうぞ。
○山本儀夫君 ありがとうございます。いいの。
(「ちょっとこれ」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) それで、今の質問と同じでありますか。
○山本儀夫君 そのとおりです。
○議長(樋田 都君) そしたら、これにて皆さんにお諮りさせてもらいます。
それでは、ただいまの山本議員からの緊急質問でありますが、この際、今の山本議員の緊急質問を日程に追加することに御異議……
(「議長が差配されるんだから、議長に承認を得て、議長がはいと言ったらそれで通るんよ。議会ルールぐらい分かってやってよ」「一回取消しをせんといけんし、休憩とってやり直したほうがいい」と呼ぶ者あり)
休憩いたします。
午前11時03分 休憩
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午前11時11分 再開
○議長(樋田 都君) それでは、再開いたします。
会議規則第63条の規定により緊急質問は議会の同意を得て質問できるとされておりますので、お諮りいたします。
山本議員の緊急質問に同意の上、この際日程に追加し発言を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) それでは、ただいまの緊急質問を日程に追加し、内容の説明を先ほど受けましたが、もう一度言われますか。
そのままでよろしいですね。
○山本儀夫君 そのまま。
○議長(樋田 都君) 分かりました。
それではただいまの、時間はたちましたけど少し、教育長、山本議員の質問に答えていただきます。
教育長。
○教育長(井上 靖君) この9年間を振り返りまして、常に目の前にあったのは、やはり学校再編であったかなと思っています。その中で、保護者の皆さんや地域の皆さんの理解を得ながら進めていくというスタンスでやってまいりました。この考え方はこれから後も変わらず堅持していきたいなと思っています。また、3中学校統合のことが話題になりましたけども、新しい学校になるということで、子供たちの戸惑いとか不安とかもあろうかと思います。そういう点につきましては、3校の子供たちの交流、既に4月から部活動の拠点校方式も導入して、自分の学校にない部活動も拠点校に行って参加できる、そういう交流もしておりますし、来週、中学2年生が職場体験を行いますけども、その職場体験でも各校単位ではなくて市内全体で考えて交流を進めるようにしております。
議員がおっしゃるように、子供は地域の、市の宝だという考え方には異論ございませんし、「こどもまんなか社会」と言われる時代です。子供が将来の八幡浜を支えてくれる、担ってくれるという期待感はもちろん大事なんですけども、その一方で、たくましさというか、そういう部分を培っていかないといけないかなというふうに思っています。
今後、時代や社会の変化の中で課題が山積しておりますけども、先ほども言いましたように、八幡浜のよさとか八幡浜の強みとか、八幡浜の子供たちの今の育ちを大事にしながら教育行政に取り組んでまいりたいと思います。
以上です。
○議長(樋田 都君) 山本儀夫議員。
○山本儀夫君 4期目に向けての所感と所見を今教育長のほうからお聞きをいたしました。
少子化が著しく本市は進んでおります。3校統一というのも、これは万やむなしであろうというふうに、私も思っております。しかし、子供たちは八幡浜市に魅力を本当に感じとるのかなというのの実感が私にはまだ通じておりませんけれども、ただ、子供の世界そして私ども大人の世界というのはなかなか見えにくい部分が多々あろうかと思いますし、過去やってきた教育行政のトップとして、子供たちを善処の方向に、いい導き方をしていただければ幸いでありと思いますので、あなたの教育に対する信念というのを今までもこれからも曲げずと、ひとつ子供たちと正視して、大儀をしながらいい方向に導いていただくことを切に願って、所感をありがとうございました。
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○議長(樋田 都君) 日程第5 委員会提出議案第1号 八幡浜市議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
西山一規議員。
○議会運営委員長(西山一規君) それでは、委員会提出議案第1号 八幡浜市議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定についてを御説明いたします。
令和4年12月10日に成立した地方自治法の一部を改正する法律により、議会の議員に係る請負に関する規制の明確化及び緩和がなされました。また、地方自治法施行令の一部が改正され、議会の議員個人による当該地方公共団体に対する請負の規制の対象から除外される会計年度において、支払いを受ける当該請負の対価の総額の上限が300万円とされました。法改正において発せられた総務大臣通知では、「議会運営の公正、事務執行の適正が損なわれることがないよう、例えば、条例等の定めるところにより、地方公共団体に対し請負をする者である議員が、当該請負の対価として各会計年度に支払いを受けた金銭の総額や請負の概要など一定の事項を議長に報告し、当該報告の内容を議長が公表することとするなど、各地方公共団体において、議員個人による請負の状況の透明性を確保するための取組を併せて行うことが適当」と助言されております。
このことを踏まえ、本市議会では本条例を制定し、議員個人の請負の状況を公表することで透明性を確保し、もって議会の運営の構成及び事務の執行の適正を図ることといたします。
次に、条例の主な内容について御説明いたします。
第1条では、この条例の目的について定めております。
第2条は、議長に対して報告する時期、また報告すべき事項として「請負の対象とする役務、物件等」の名称、契約締結日、契約金額等を定めております。
第3条は、報告の一覧の作成及び公表について定めており、公表方法については市議会のホームページに記載いたします。
第4条は、報告等の保存及び閲覧等について定め、報告等の保存は、報告の期限の翌日から5年間としております。
なお、附則において、本条例は令和6年7月1日から施行し、令和6年4月1日に始まる会計年度における請負から適用することといたします。
説明は以上であります。御賛同のほどよろしく申し上げます。
○議長(樋田 都君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
石崎久次議員。
○石崎久次君 今の法改正に伴う条例制定についてでありますが、私議員ですけれど、小さな会社をしております。個人ではありませんけれど。今の中ではっきり分からないのは、議員の請負ってことになりますと、代表者である私の請負になるのか、会社の請負になるのか。
これは本来からいうと、枠を広げて議員を入れるようにしようという緩和措置だと思うんですけれど、今ありました300万円っていう金額になりますと、なかなか入札金額の中からいうと300万円以下の金額しか入れない。年間でですよ。そういう形になってくるとおかしいし、また改めてお伺いするのは、会社ではなくただの個人に限定されるのかということが明確に分かりません。その点について質問をしたいということと、もう1点、請負契約において、その会社の年間売上高の2分の1以上を、議員の場合、役所と契約をした場合は、最高裁判例で議員を辞職しなければならないという判例がありますけれど、その辺のところ、実際300万円ではどうにもならないとは思いますけれど、その辺について、提案された西山議員にお伺いをいたします。
○議長(樋田 都君) 西山一規議員。
○議会運営委員長(西山一規君) こちらは詳細について事務局より説明させていただきます。
○議長(樋田 都君) 休憩いたします。
午前11時22分 休憩
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午前11時24分 再開
○議長(樋田 都君) 再開いたします。
西山一規議員。
○議会運営委員長(西山一規君) 先ほど石崎議員が質問されました内容についてお答えいたします。
まず、今回の条例に関しては、法人ではなく個人に対してのものです。ですから、個人事業主に該当いたします。そして、もう1つ言われました、過去の取消しの判例についてですが、そちらは今回の条例では関係なく、過去の判例に関しては影響なくそのままという形になります。
○議長(樋田 都君) 石崎久次議員。
○石崎久次君 それでは、再質問をさせていただきます。
300万円という金額は、意外と大きいようで小さいものであります。今後、災害が起きた場合に、議員のどなたかがそういう能力を持っとられる場合、緊急にその地域の修理等をしなくてもいいっていう場合、年間300万円ですからほとんど10万円以下の仕事をされる場合には入札じゃなしに依頼でできるわけですね。この場合に300万円を超したときに議員を辞めなくちゃいけないのか。今の条例案には全く出てないわけですが、そういう規定を設けられるのか、どういう状況になるのか。それは、自分がしたじゃなくて、逆に理事者側、市民のために行わないと市民生活がよくならないためにたまたまそうしてみたらそれを超えた場合の、そういうところもあると思うんですよ。そういうときに、何か議員に罰則規定でもあるのかどうか。条例には出てませんが。報告義務でこれでもいいんであれば何の意味の条例かも分かりませんので、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(樋田 都君) 西山一規議員。
○議会運営委員長(西山一規君) こちらは地方自治法の改正ということであります。この条例に関しては、情報の公開等について定めるものでありますから、300万円という金額がどうであるか、もしくはその内容について、失職等の可能性があるのかないのか、そういったものは地方自治法のほうで判断するべきものと思われますので、今回の条例に関してのことではないと考えております。
以上です。
○議長(樋田 都君) 石崎久次議員。
○石崎久次君 地方自治法に基づいて条例をするわけですから、地方自治法のほうで判断するというの、条例も同じ効力を持つわけですよ。そこで、いや知りませんよは通らないと思う。ですから、そこのところを明確にすべきことはすべきことだと思いますが、これは全体の話にもなるかもしれませんけれど、その上で条例を制定すべきかしないかを判断されるのがよろしいのかと私は思います。
○議長(樋田 都君) 西山一規議員。
○議会運営委員長(西山一規君) 今回の条例は、先ほど説明の中でも申し上げましたが、総務大臣通知で「議会運営の公正、事務執行の適正が損なわれることがないよう」条例等で定めるということが趣旨でございますので、その中の地方自治法に直接関係する数値、そういったものは含まれずに、どういうふうに公開するかというのが今回の条例の趣旨でございます。
○議長(樋田 都君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) これをもって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております委員会提出議案第1号については、八幡浜市議会会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
石崎久次議員。
○石崎久次君 今の提出者の説明を聞きますと、今まで必要なかったことを条例で公開義務とかしなくちゃいけない。議員になる機会を増やそうということと全く反対の条例をつくろうとしているわけです。ですから、そういう部分に関しては私は反対をいたします。
○議長(樋田 都君) 賛成討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) これをもって討論を終結いたします。
これより委員会提出議案第1号を採決いたします。
なお、起立しない議員は反対とみなします。
本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋田 都君) 御着席ください。起立多数であります。よって、委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。
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○議長(樋田 都君) これにて本日の会議を閉じます。
閉会に当たり、市長から挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
去る6月10日に開会をしました本議会におきまして、御提案申し上げました全議案に対し、適切なる御決定、御承認をいただきまして、誠にありがとうございました。
会期中に議員各位から賜りました御意見、御要望等につきましては、真摯に受け止め、予算の執行等には慎重を期してまいる所存であります。
さて、先日、高等学校総合体育大会、通称「高校総体」の南予地区大会、愛媛県大会、四国大会が開催され、市内からも多くの高校生が出場しました。自分の目標に向かって果敢に挑戦された選手の皆さんに対し、心から敬意を表します。また、市内全3校の選手が陸上競技やレスリングなどで好成績を残し、見事、全国大会への出場権を獲得されたことにつきまして大変うれしく感じているところであります。全国高校総体は7月21日から福岡県などで開催されますが、全国大会に出場される皆さんの活躍を大いに期待しております。
そして、スポーツの話題と言えば、来月には3年ぶりのスポーツの祭典、オリンピックがフランス・パリで開催されます。現時点では、八幡浜市民輝き大賞を受賞した野本周成さんが陸上競技の110メートルハードルでオリンピック参加標準記録を突破しており、昨日開幕した日本選手権大会で優勝すれば即時内定、2位以内で代表入り確実というところまできています。野本選手の予選レースは明日6月29日の午後1時55分からです。110メートルハードルという種目はライバル選手も多く、代表選考レースは熾烈な争いになることが予想されていますが、「野本選手の代表権獲得」と「オリンピックという晴れの舞台での活躍」を心より願っております。
終わりに、じめじめとした梅雨空の下、気温・湿度とも安定しない日が続き、体調を崩しやすい時期となります。議員各位におかれましては、健康には十分御留意いただき、市政発展のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とします。
ありがとうございました。
○議長(樋田 都君) 以上をもって今議会の日程は全部終了いたしました。
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○議長(樋田 都君) これをもって令和6年第3回八幡浜市議会定例会を閉会いたします。
午前11時33分 閉会