市長新年のあいさつ

公開日 2024年01月01日

 新年明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 昨年を振り返りますと、市内中心部へのアクセスが飛躍的に向上した「八幡浜道路」の開通を始め、本市にゆかりが深い方で初めて愛媛県知事の重責を長く担った故加戸守行氏への名誉市民称号の贈呈、そして、県内屈指の観光施設である「八幡浜みなっと」は10周年を迎えることができました。何より、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類へ移行されてからは、地域行事やイベント等が復活し、皆様の笑顔が戻ってきたことを大変うれしく思います。しかし、不安定な国際情勢などを背景に、エネルギー価格や物価高騰による市民生活、事業者の経済活動などへの影響は収束の兆しが見えません。今後も社会情勢を的確に捉え、新たに発生する幅広い課題に対して、国や県の支援策、動向等を注視しながら、スピード感をもって対応します。

 私の4期目の任期も間もなく残り1年となります。本年は昨年実施した四国電力跡地活用に関する市民アンケートの調査結果を参考に、早い時期に「四国電力跡地プロジェクト」の計画をお示しし、「八幡浜港みらいプロジェクト」とも連動しながら、「わくわくする八幡浜」に向けたまちづくりを本格化していきます。そして、これからはDXとGXへの投資も必要です。マイナンバーカード交付率は県内1位(県内11市中)となる85%を超えました。本年3月中には、そのマイナンバーカードを活用して全国のコンビニエンスストア等での各種証明書の交付を開始するほか、今後、スマートフォンやパソコンからも各種申請や届出などの行政手続きが可能となるよう準備を進めるなど、デジタル活用による市民の利便性向上と行政運営の効率化を推進します。また、本市では、2050年までに脱炭素社会の実現を目指して、「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。現在、地球温暖化対策実行計画策定を進めているとともに、今後は温室効果ガス排出量の削減に向け、市民や事業者と一体となり、地域ぐるみで取り組んでいく考えです。

 結びに、新しい年が皆様方にとりまして、活力に溢れ、素晴らしい年になりますよう心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

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