公開日 2022年04月28日
更新日 2023年04月28日
八幡浜市は四国の西の玄関口、演歌「港町ブルース」にも登場する人口約3万1千人の港町です。明治の頃から関西や九州、四国西南部を結ぶ海上交易で栄え、かつては「伊予の大阪」と謳われていました。現在も、八幡浜港には大分県の臼杵港・別府港との間に3千トン級のフェリーが1日20往復就航し、昼夜を問わずたくさんの人や車を運んでいます。
また、全国屈指のかんきつ産地でもあり、「日の丸」、「真穴」、「川上」、「蜜る」などのブランドみかんは、価格相場を牽引するプライスリーダーの地位を長く維持しています。近年は、中晩柑の栽培も盛んで、特に「甘平」、「せとか」、「紅まどんな(愛媛果樹第28号)」は、高級かんきつとして人気も定着してきました。
さらに、海に面していることから、古くから漁業が盛んで、西日本有数の水産都市としても知られています。イカ、あじ、はも、タイ、あまぎ(イボダイ)、太刀魚、いさきなど水揚げされる魚種は200を超え、高度衛生管理型の魚市場から毎朝、東京豊洲市場をはじめ全国の消費地へ出荷されています。
最近は市の持つ「顔」もさらに多彩になり、「ちゃんぽんのまち」、「マウンテンバイクの聖地」としても注目されています。2019年から開催されている「世界マーマレード日本大会」は2025年まで本市で開催することが決まり、「マーマレードのまち八幡浜」のイメージも定着してきました。
また、八幡浜市は非常にコンパクトなまちで都市機能が徒歩圏内に集約されており、今後このような魅力も含めて発信していきたいと思っています。
今後、エネルギー価格・物価高騰対策、脱炭素社会の実現、DXの推進、そして何より人口減少対策などの諸課題解決、克服に努めていきます。一方で、この難局を乗り越えた先の新たな時代を見据えながら、新故さまざまな地域資源を生かした「わくわくする八幡浜」創りに、市民とともに邁進していきます。